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引用と参考文献の一覧


参考文献一覧(References / Bibliography)を英語で箇条書きするときの書式とその例をご紹介します。ここで紹介している書式は APA Style にのっとっています。PEP授業では原則として APA Style を用いています。

言及(Citation)と参考文献一覧(References)

Academic Writing は、論理と事実に基づいて自分の主張を展開する必要があります。その際、自分で調べた取得したデータ以外にも、参考文献として第三者による資料やデータに言及することがあります。この言及をCitationと呼びます。言及されたデータの一覧は文末の参考文献一覧(References)にまとめられます。

CitationとReferencesの書き方には、論文を投稿する学会ごとに様々な様式(スタイル)が存在します。世界的に標準的なスタイルには次のものがあります。
  • APA Style
    • 米国心理学協会(The American Psychological Association)が規定しているスタイル。心理学だけでなく、今では様々な学術分野で使われる一般的なフォーマットです。
  • MLA Style
    • 米国現代語学文学協会(Modern Language Association of America)が規定しているスタイル。人文科学の分野で広く使われています。
  • ACS Style
    • アメリカ化学会(American Chemical Society)が規定しているスタイル。化学をはじめ、化学の分野で広く使われています。
ここでは APA Style に基づく Citation の英語表現をご紹介します。

一般的な Citation の方法

著者が一人の場合

  • … from theory on bounded rationality (Simon, 1945).
  • Simon (1945) posited that ….

著者が2~5名の場合

  • … as has been shown (Leiter & Maslach, 1998).
  • Kahneman, Knetsch, and Thaler (1991) found ….
  • 2回目から:Kahneman et al. (1991) found ….
    • et al. はラテン語で「そして他の者(たち)」(and other(s))を意味します。エトアールと読みます。

著者が5名以上いる場合

  • Zuckerman et al. (1987) found ….

同じ事柄について複数の文献を参照している場合

  • seminal papers in physics (Einstein, 1905a, 1905b; Oppenheimer and Bohr, 1940; Teller, 1951)
    • 文献を「;」で区切る

直接引用 Quotation の英語表現

Citation が参考文献の内容を自分の言葉で簡潔にまとめることを意味するのに対して、 Quotation は参考文献の中身をそのまま引っ張ってくることを意味します。

APA Style では、引用部分が 40 words 未満の場合は二重引用符(")で囲って本文内で言及します。
  • Horner (1967) found that "Children raised in stable two-parent families …" (p. 438).
  • He found that "Children raised …" (Horner, 1967, p. 438).
引用部分が 40 words 以上の場合は 5 スペース分インデントして本文と区別します。
  • Horner (1967) found the following:
    _____Children raised …. (p. 438)
    ↑5 spaces
Webサイトにはページ番号がついていない場合が多いので、その場合は、段落(paragraph)を示す para. を用います。
  • Basu and Jones (2007) went so far as to suggest the need for a new "intellectual framework in which to consider the nature and form of regulation in cyberspace" (para. 4).

APA Style の references の書式

英語で書かれた書籍の場合

  • 著者名字, 名前のイニシャル. (出版年). 書名. 出版場所: 出版社名.

【著者がひとりの本】

  • Karmiloff-Smith, A. (1992). Beyond modularity: A developmental perspective on cognitive science. Cambridge, MA: MIT Press.
  • Guthrine, W. K. C. (1956). Plato: Protagoras and Meno. London: Penguin.
    • Guthrine が名字、W.K.はミドルネームのイニシャル、C は名前のイニシャル

【著者が複数の本】

  • Larson, R., Deprez, V., & Yamakido, H. (2010). The evolution of human language. Cambridge: Cambridge University Press.

翻訳された書籍

  • Laplace, P. S. (1951). A philosophical essay on probabilities. (F. W. Truscott & F. L. Emory, Trans.). New York, NY: Dover. (Original work published 1814)

日本語で書かれた資料(書籍など)の場合

  • 著者名字, 名前のイニシャル. (出版年). 日本語の書名のローマ字表記 [英訳した書名]. 出版場所: 出版社.
  • Yokoyama, S. (2010). Nou kara no gengo nyuumon [Introduction to linguistics from brain]. Tokyo: Hitsuji Syobou.
  • Noji, J. (1974). Yooji no gengo seikatsu no jittai [The nature of an infant's language]. Hiroshima: Bunka Hyoron.

論文の場合

  • 著者名字, (ミドルネーム+)名前のイニシャル. (出版年). 論文名. 論文の掲載されている雑誌名, 巻(号), 掲載ページ.
  • Hagiwara, H. & Caplan, D. (1990). Syntactic comprehension in Japanese aphasics: Effects of category and thematic role order. Brain and Language, 38, 159–170.
  • Bilmes, J. (1988). The concept of preference in conversation analysis. Language in Society, 17(2), 161–181.

インターネットのWebサイトの場合

  • サイト名. (情報の出された年). ページ名, Retrieved 取得年月日, from URL
  • Tanya Reinhart. (n.d.). Personal pages of Tanya Reinhart, Retrieved June 17, 2011, from http://www.let.uu.nl/~tanya.reinhart/personal/
    • 上記例の n.d. は nodate の略で、サイトの情報がいつ作成されたのか分からない場合に用いる

注意Webサイトに掲載されている情報のうち、すでに紙媒体(論文誌や白書など)で刊行されているものについてはそちらを優先してください。


図書館のデータベースにログインして見つけた新聞や雑誌の記事については、それがもともと掲載されていた新聞や雑誌を引用元にするようにしてください。記事のURLを書いてもデータベースに契約していない人には確認することができません。

インターネット上の動画の場合

  • Author. (Year, Month Date). Title [Video file]. Retrieved 取得年月日 from URL
  • Sandberg, S. (2010, December 21). Sheryl Sandberg: Why we have too few women leaders [Video file]. Retrieved from http://www.ted.com/talks/sheryl_sandberg_why_we_have_too_few_women_leaders.html

雑誌の場合

  • 著者名. (発行年月日). タイトル. 掲載雑誌名, 号数, 掲載ページ.
  • Henry, W. A., III. (1990, April 9). Making the grade in today's schools. Time, 135, 28-31.

新聞の場合

無記名記事

  • 新聞名. 公開年月日. 記事タイトル. 新聞名, Retrieved 取得月日, 年, from URL
  • Chubu Shimbun. (2011, September 9). Smart Phones Changing Job Hunting in Japan. Chubu Shimbun. Retrieved September 10, 2011, from http://www.c-shimbun.jp/article/123456789.html

TVのニュース番組の場合

  • Producer’s Last Name, First initial. (Executive Producer). Director’s last name, First initial (Director). (Broadcast Year). Broadcast Title. Place of Broadcast: Network.
  • Fowler, C. (Director). (2009). CBS 2 morning news [Television series]. Chicago, IL: WBBM.
    • Citationの例:(Fowler, 2009)

同じ著者で同じ出版年の場合

同じ著者の同じ出版(発表)年の文献が複数ある場合は、出版(発表)日時の古い順に年の後ろに a, b, c … と付けて並べます。

たとえば、 Tanaka, S. という研究者が2004年に発表した3つの論文に言及したいときは次のように書きます。
  • 本文内での言及の仕方
    • Tanaka (2004a) suggests that….
    • According to Tanaka (2004b), it can be inferred that….
    • "(引用文)" (Tanaka, 2004c)
  • 参考文献一覧での書き方
    • Tanaka, S. (2004a).…
    • Tanaka, S. (2004b).…
    • Tanaka, S. (2004c).…
本文内でのデータへの言及(Citation)の仕方は、参考文献に言及する英語表現(Citation)をご覧ください。

APA Styleの書式についての情報

文献資料管理ソフト

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木村修平,
2016/11/17 17:36